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コンピュータープログラミング言語を使用する際の留意点

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Copyright © 2021 TAKEHANA TADASHI
著作日時: 2021.04.14.水. 13:55:00   著作者、竹花 忠
コンピュータープログラミング言語を使用する際の留意点:
 コンピュータープログラミング言語は、各語がコンピューターに要求する動作が四角四面に確定している。
 また、コンピューターは、その四角四面に確定している要求を、四角四面にゆらぎなく実行する。
 コンピューターシステムは、そのようなコンピュータープログラミング言語の配列によるコンピュータープログラムとコンピューターによって実現されている。
 それに対して、日本語の普段の使用では、各ことばによって喚起されるイメージに幅があって、呈示された文章の中の各ことばのイメージの幅のうちのどれかを各ことばについて採用して、そのすべてのことばのイメージをつなぎ合わせる。
 そのファーストトライでの文意がそれなりに納得のいくものであれば、その際の各ことばごとのイメージの選択を正解とみなす。
 もしファーストトライでの文意があまり納得のできないものであれば、各ことばごとのイメージの選択をいくらか調整しなおしてみる。
 その調整後での文意が、それなりに納得のいくものであれば、それでよしとする。つまり、その文意が、その文章が表している内容であるとする。
 それなりに納得のいく文意に辿りつけるまで、各ことばごとのイメージの選択を調整してみる。
 そのようなことばの使用を行っていることが、日本語の普段の使用ではあったりする。
 しかし、コンピューターシステムの動作を確定するについては、その時その時で、コンピュータープログラミング言語の各語の動作が、その時の各語の配列状況に応じて調整されて、それなりに納得できる動作になった時、各語の動作が確定し、語の並び全体としいての動作も確定する、ということにはならない・ということにはなっていない。
 常に、コンピュータープログラミング言語の各語の動作は、四角四面に確定している。
 四角四面にその動作をその語に当てはめたら、実現したい動作とは少し違ってしまう。それならその時は、実現したい動作とは少し違った動作を実行する。意を汲んで、各語の動作が調整されるということはない。
 四角四面にその語に割り当てられている動作が実現されるばかりである、語がどんな配列である時にも。
 各語が配列されて完成させられたコンピュータープログラムがわたされたら、各語を四角四面に解釈して動作した時の動作から外れて、融通をきかせて動作を調整して、実現してほしいであろう動作に寄せて動作するというようなことは、一切ない・一切起こらない。それがコンピューターシステムである。各語に割り当てられている動作を四角四面にその通りに実行することを、配列されている各語のすべてにわたって実行し尽くすだけである。それがコンピューターシステムである。
 コンピューターシステムは、わたされたプログラムの中の各語に割り当てられている動作を四角四面にその通りに実行し尽くす。それによって実現される動作を呈示するばかりのものである。
 だから、そのようなコンピューターシステムにおいて、思った通りの動作をしてもらうためには、各語をその語に割り当てられている四角四面の動作が四角四面にその通りに実行されることを、想定した上で・予定した上で・仮定した上で、そのように動作された場合にあって、確かに、思う通りの動作となるように、四角四面な各語を、つまり、四角四面な各語の動作を、配列する・使い回す、ことが求められる。
 そのためにはまず、各語にどんな四角四面な動作が割り当てられているのかを、各プログラミング言語の入門書を読んで学習する。
 そして、その各語を、徹底的に、その四角四面な動作だけを実現するだけのものとして、使用して、思考してゆく。
 そのようなことばの使用方法に慣れることが必要である。